小児科を受診する際の注意点
小児科は、一般的に新生児から15歳ほどまでの子どもが、通うことになる診療科です。年齢層が幅広いため、小児科を受診する際にはさまざまな注意点があります。
小学生を超えた頃になると、症状をある程度自分で伝えられるようになり、中学生になれば通院も自分で行くように任せられるかもしれません。しかし、幼稚園児以下の小さな子どもはまだ難しく、保護者がしっかりと寄り添うことが大切です。
乳幼児を受診させる注意点は、子どもの症状を把握し、それを伝える準備をすることが挙げられます。いつ頃から子どもに症状が現れ、どのような症状が出ているのかを、記録しておきましょう。
下痢などの症状がある場合は、どのような便の状態かひと目見てわかるよう、おむつなどを持参するのも一手です。ただし、その際には周囲の迷惑を考えて、厳重に管理することが欠かせません。
また、小児科を受診する場合は、ほかの患者もいるため、待ち時間が長くなることもあります。子どもが退屈して走り回ったり、泣いたりしてしまうことを避けるため、子どものお気に入りのおもちゃなどを用意しておくといいでしょう。
さらに、子どもは受診を嫌がることもありますが、だまし討ちで連れて行くのは逆効果で、小児科医や看護師を困らせてしまいます。このほか、服装にも注意が必要です。スムーズな治療に協力できるよう、脱ぎやすい服装を着せていきます。注射しやすい、聴診器を当てやすい、温度調節しやすい服装だといいでしょう。
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