子どもの発熱は脱水症状とけいれんに注意
子どもが熱を出したら親は慌ててしまいますよね。子どもの状態によってはお家で対処できる場合もありますが、ここではすぐに病院へ行くべき状態を説明します。
発熱は37.5度以上のことを示します。しかし、このくらいの発熱で本人も元気があり水分も食事も摂れているなら急いで受診する必要はありません。まず、脱水症状に注意します。脱水は体からの水分が減ってしまっている状態を示します。発熱中は体内の水分が蒸発しやすく、特に小さい子どもほど脱水になりやすいです。
自力で水分が取れない、おしっこが出ない、またはほとんど出ない、呼びかけても反応が鈍くすぐ眠ってしまう、ずっと機嫌が悪く泣いてばかりいる、という状況の場合は早めに受診しましょう。
子どもの発熱で次に注意したいのが、けいれんです。5歳以下の子どもの100人に3~4人の割合で起こります。38度以上の発熱時に起きやすく、明らかにおかしい様子になるので、お母さんはすぐにわかります。
くちびるが紫になってしまうことも多く、息が止まってしまうのでは、と不安になりますが、熱性けいれんの場合はすぐにおさまります。パニックにならず、何秒くらい続いたかは確認しておきましょう。すぐに意識もしっかり戻った場合、急いで病院に行く必要はないかもしれませんが、念のためかかりつけ医に電話で確認しましょう。
すぐに病院にかかるべきなのは、1歳未満の場合、けいれんが5分以上おさまらない場合、おさまっても何度も繰り返す場合、意識が戻らないまたは朦朧としている場合です。かかりつけ医に連絡し、場合によっては救急車に来てもらうことも想定してください。
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